ロボアドバイザーWelthNaviを2年ほど使った感想を書いてみる
「貯蓄から資産形成へ」と国が政策を打ち出しておりますが、
資産形成の投資という物を今までやったことがあるという人は少ないのでは無いでしょうか。
そんな中で投資初心者をターゲットに作られたサービスがこのロボアドバイザーという物になります。
ロボアドバイザーは、資金さえ用意してしまえばあとは投資経験、時間や手間をかけずに行えるサービスとなっています。
今回はそんなロボアドバイザーの中で、WelthNaviというサービスをつかった事がある筆者が、過去利用していた実績をまえてご紹介していきたいと思います。
この記事をまとめると
- 投資経験を積む行動としてはあまり向いていないものの、初めて投資を行う初心者にはおすすめの商品(間違いが無い投資)
- 最終的にはロボアドバイザーを卒業できるのが個人的には良いと思います。
WelthNaviとは?
ウェルスナビ株式会社(東証マザーズ上場 7342)が提供している、ロボアドバイザーによる個人資産運用サービスになります。
WelthNaviのTOPページの情報によると、2021年9月6日時点で預かり資産5500億円を突破し、
2021年6月30日時点で運用者数28万人に利用されているサービスになります。
私自身は、SBI証券を利用しており、SBI証券のTOPページでキャンペーンか何かで見つけたのが最初だったと思います。
当初は胡散臭いサービスが出てきたなーって思っていたのですが、
今現在、改めて確認すると後述しますが、リスク分散もしっかりしているため、投資に時間も手間もかけられない人にはオススメ出来るサービスだと思います。
WelthNaviのメリット・デメリット
メリット
- 自動でやってくれる
- 長期投資をすれば失敗なく資産を増やすことが出来る(短期的な元本割れはある)
- 最新のテクノロジーに触れて嬉しい気持ちになる
- 初心者には敷居の高い米国ETFへの投資が可能
- 投資の成功体験を出来る可能性が比較的高い
- WelthNavi株式会社と、会社名を冠する商品であり、商品情報やお金に関するコラムの提供がとても多くある。(コラムが100記事以上)
- 上場している
- ロボアドバイザーの中では預かり資産、加入数ともにNo.1
- 銘柄選定は文句なしの優良ETF
デメリット
- 手数料が高い
- 他人事になりやすい(投資意識が芽生えにくい)
個人的な意見にはなりますが、ロボアドバイザーの運用中は「なんか勝手にやってくれとるなー」と、どこか他人事の意識があり、自分ごとに出来なかった事があります。
自分ごとに出来なかった為、継続してやっていてもこれをやったからといって自分自身の投資スキルが成長するか?と言うと全く成長しない事に気が付きます。
私自身、投資というか金融リテラシーはどんどん高めていきたい!という心情があるため、このロボアドバイザーという投資商品はぬるま湯に浸かっているので、気分が良いんですがただそれだけだなという認識になってしまったので最終的に全売却を行いました。
投資をしている銘柄は?
ブルームバーグから、投資している銘柄を調べていきました。
米国株(VTI)
設定日: | 2001/05/31 |
資産総額 (十億 USD): | 280.029 ( 2021/10/21) |
直近配当額: | 0.7242 (2021/09/24) |
配当利回り(税込): | 1.24% |
保有コスト: | 年0.03% |
米国市場のほとんどすべてをカバーしているETF(上場投資信託)で、3,800以上の銘柄に分散されており、中古型株までバランス良く組み込まれております。
日欧株(VEA)
設定日: | 07/26/2007 |
資産総額 (十億 USD): | 106.618 (2021/10/22) |
直近配当額: | 0.2 (2021/09/20) |
配当利回り(税込): | 1.53% |
保有コスト: | 年0.05% |
FTSE先進国オールキャップ(除く米国)インデックスをベンチマークにしたETFです。
欧州やアジアなど、税国を除く先進国の株式に投資されています。
大型株・中型株・小型株の3951銘柄で構成されており、日本株の配分が大きく、24%もあるようです。
新興国株(VWO)
設定日: | 2005/03/10 |
資産総額 (十億 USD): | 81.817 (2021/10/22) |
直近配当額: | 0.4727 (2021/09/20) |
配当利回り(税込): | 3.65% |
保有コスト: | 年0.10% |
新興国24ヶ国、845の銘柄(2018年4月末時点)で構成されるMSCI®エマージング・マーケッツ・インデックスをベンチマークにしたETFです。
上記指数の根拠については
2018年5月のMSCI指数ハンドブックから取得をしております。
新興国株のETFに投資する場合、比較的髙い手数料になりがちですが、こちらはなんと年0.10%と非常に安いコストで投資する事ができます。
指数名によく出てくるMSCI®って何なんだろうと思ったら、会社名でした。正式名称は
MSCI(Morgan Stanley Capital International=モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)社というらしいです。ホームページはこちら
米国債権(AGG)
設定日: | 2003/09/26 |
資産総額 (十億 USD): | 88.588 (2021/10/22) |
直近配当額: | 0.179691 (2021/10/01) |
配当利回り(税込): | 1.89% |
保有コスト: | 0.04% |
iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF(AGG)は世界最大級の運用会社ブラックロック・グループが運用しているETFになります。
こちらについては下記の動画で詳しく取り上げられています。
筆者も今年保有をしてみたのですが、ほとんど変動をしないため面白味には欠けますが、配当がしっかり出てくれる為、縁の下の力持ち的存在で頑張ってくれています。
金(GLD)
設定日: | 2004/11/18 |
資産総額 (十億 USD): | 56.848 (2021/10/22) |
直近配当額: | – |
配当利回り(税込): | – |
保有コスト: | 年0.40% |
金は金なんでしょうけど細かい所どうなの?って思ったので調べてみたので引用します。
費用控除前ベースにおいて、金現物の値動きに連動する投資成果を追求します。
米国における最初の金ETFであり、金現物に裏付けされた最初のETFでもあります。
多くの投資家にとって、金現物の購入、保管および付保にかかる費用と比べ、GLDの購入にかかる費用および経費率の負担の方が下回ると考えられます。
引用元:https://www.ssga.com/jp/ja/individual/etfs/funds/spdr-gold-shares-gld
簡単に言えば現物買うよりはこのETF買ったほうがお得というETFみたいですね。
米国不動産ETF(IYR)
設定日: | 2000/06/19 |
資産総額 (十億 USD): | 7.041 (2021/10/22) |
配当利回り(税込): | 0.290453 (2021/09/24) |
直近配当額: | 1.06% |
保有コスト: | 0.42% |
IYRの詳しい内容については下記ブログが読みやすかったのでオススメしたいと思います。
【米国ETF投資】IYRは少額から米国不動産に分散投資ができる魅力的な高配当銘柄|ももたま家
物価連動債(TIP)
設定日: | 2003/12/05 |
資産総額 (十億 USD): | 35.591 (2021/10/22) |
直近配当額: | 0.43205 (2021/10/01) |
配当利回り(税込): | 4.03% |
保有コスト: | 年0.19% |
筆者は今回この銘柄を初めて知りましたが、インフレ連動債(物価連動債)という物で、
こちらはiシェアーズ米国物価連動国債ETF(TIP)になります。
ブルームバーグ米国TIPS インデックス(シリーズL)と同等の投資成果を目指しており、
米国がインフレをするとこのETFも連動して上昇が期待できるようです。
銘柄まとめ
今回はブルームバーグ様から調べたのですが、
WelthNavi様のコラムにより詳しく銘柄をご紹介している記事がありましたので
投資をする前に一読しても良いかも知れません。
口座開設の方法
ここまでWelthNaviについて紹介してきました。
もし、試しにやってみたい!と思われた方向けに下記に口座開設方法のリンクを貼っておきます。
WelthNaviの口座開設の方法はこちら
WelthNavi for SBI証券の口座開設の方法 はこちら
WealthNavi for SBI証券 口座開設・運用開始までの流れ
さいごに
最後まで読んでいただきありがとうございました。
当時は凄いことしてくれてる!というイメージが合ったものの、今現在は手数料が高い印象となっていますが、投資商品そのものは良いETFであり、間違っている商品では無いと感じています。
初心者向けには良い商品であることには変わりはない為、
投資をされたことがない人は一度ご検討してみてはいかがでしょうか。